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コマンド

台帳を組むための道具。画面と同じ domain.admin_ops を呼ぶので、どちらから入っても 同じ不変条件を通り、同じ形で監査に残る。

arkhe onboard 組織を迎え入れ、名前空間を 1 つ委譲する。この 2 つは必ず対で起きる。
arkhe succeed 統廃合。識別子は壊さない(名前空間ごと承継先に移す)。
arkhe depart 組織の離脱。新規採番は止め、解決は続ける。
arkhe check 設定を検証する。起動前に落としたいものをここで落とす。
arkhe naan add NAAN を登録する。
arkhe naan list
arkhe manager list 組織を並べる。id は他のコマンドの入力になる。
arkhe manager commitment 組織の約束の水準を言い直す。?? でそのまま公開される。
arkhe manager policy 組織にできることを狭める(入り方・自己登録・scope の上限)。NAAN の決まりから狭めることしかできない——広げられない。
arkhe shoulder add 名前空間を切り出す。--reserve で将来用に確保できる。
arkhe shoulder status 状態を変える。retired からは戻せない(引退した名前空間の再開は NR 違反の芽)。
arkhe shoulder list
arkhe client add 主体を登録する。
arkhe client key 資格情報を発行する。平文はこの一度しか表示されない。
arkhe client breakglass NAAN 配下すべてに届く一時的な主体を作る。期限つき。
arkhe client passwd 人の主体にパスワードを設定する(管理画面へのローカルログイン用)。
arkhe client revoke 失効させる。行は消さない(いつ失効したかを残す)。
arkhe client disable 主体を止める。認可サーバに寄せた構成ではこれが唯一の止め方。
arkhe client enable 止めた主体を戻す(去った組織の主体は戻せない)。
arkhe ark list 発行した ARK を並べる。既定で 50 件で打ち切る(台帳は増える一方なので)。--naan --org で絞り、-q は ARK・行き先・題名を見る。

--help に各コマンドの引数がある。

コマンドが言う「主体(principal)」は、管理画面では「利用者」と呼んでいる (管理画面)。同じものである。

通しの手順ははじめて立ち上げるときにある——NAAN の申請と registry への登録という、arkhe の外で起きる手順も含めて並べてある。

よくある流れ

立ち上げ

arkhe naan add 99999 "あなたの組織" --policy "NP | NR, OP, CC | 2026 | https://…/policy"
arkhe onboard 99999 "例大学" --shoulder /x9 --commitment permanent-stable
arkhe client add univ-repo 99999 --manager 1 --scopes "ark:mint ark:update"
arkhe client key univ-repo

組織と名前空間は必ず対で作られるonboard が両方やる)。片方だけでは、採番できない 組織を作るだけで意味がない。

人を足す(管理画面にログインさせる)

arkhe client add alice@example.ac.jp 99999 --manager 1 --person
arkhe client passwd alice@example.ac.jp     # ARKHE_ADMIN_LOGIN=password のとき

--person を付けた主体は資格情報を持てず--person の無い主体は 外部ログインで名乗れない認証を参照。

障害時の逃げ道

arkhe client breakglass 99999 --days 7

NAAN 配下すべてに届く主体を期限つきで作る。恒久的な万能鍵にしないため期限は必須で、 この主体の操作は全件が監査に残る

名前空間を止める

arkhe shoulder add 99999 /q0 --reserve --note "将来用に確保"
arkhe shoulder status 3 delegated --minter https://mint.partner.example.org
arkhe shoulder status 3 retired --note "移行完了"

retired からは戻せない。 予約は作成時にしか指定できない——一度採番できる状態に した名前空間を、後から未使用扱いにはできないから。

コマンドの言語

arkhe の help と出力は日本語と英語を持つ。言語は起動時に環境から決まる—— Typer が help を組み立てるのが import の時点なので、--lang のような実行時の 切り替えは作れない。

ARKHE_LANG ja / enすべてに優先する
LC_ALLLC_MESSAGESLANG POSIX の順で見る。CPOSIX は「言語の情報が無い」の意味なので飛ばす
既定 ja(管理画面と揃えてある)
ARKHE_LANG=en arkhe --help